浮世絵でたどる
人気芝居と当たり役  

 

近松門左衛門の芝居

 江戸時代上方で活躍した近松門左衛門は、歌舞伎の脚本だけでなく人形浄瑠璃の脚本を多く創作しました。
近松の人気芝居の一部を紹介します。 

『浪花文章夕霧塚』 梅国 画 文政6年(1823)9〜11月 大西芝居

  初代中村鶴助 … ふじや伊左衛門


当たり役と家の芸

 市川家の歌舞伎十八番をはじめとして、各家によって得意とする役あるいは芸があります。
四〇〇年の歴史を誇る歌舞伎の芸は、さまざまな時代の流れを受けて変化しながらも、家や
名前を通じて引き継がれてきたといえるでしょう。ここではそれぞれの家や名前が得意とし
ていた役を紹介します。
 
三代目中村歌右衛門
 上方歌舞伎界だけでなく、江戸にも大きな影響を与えたその功績は大きく、東西の浮世絵に数多く登場しています。
容貌には恵まれていなかったと伝えられていますが、立役をはじめ、女方・舞踊など幅広い役柄を得意としました。
 

『千種の乱れ咲』 国広 画 文政6年(1823)1月 角の芝居

 三代目中村歌右衛門 … 椀久

江戸・中村座

 2005年は十八代目中村勘三郎襲名披露が、大きく行われています。中村勘三郎の名は、
江戸に芝居小屋の開設を許可された、江戸歌舞伎のはじまりから見ることができます。  
 

「中村座三階之図」 国貞 画 文政7年(1824)1月

 

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