上方美人画展(2002.7−9)

 江戸での浮世絵には、歌麿に代表される美人画、北斎・広重などの風景画、写楽・豊国などの役者絵の他に、相撲絵、戯画、おもしろ絵などありとあらゆる種類が題材が描かれている。

 しかし、上方では大半が役者絵であり、わずかに美人画、風景画が見られるだけである。この絵は、小新地・大福屋の遊女・こうを描いた貴重な1枚。涼しげな着物の柄と団扇が、美人画というより夏の風物詩の趣を呈している。

 ちなみに、美人画は呉服屋の新作発表の意味合いが強かったようである。今で言うパリコレみたいなものだったのかも知れません。

9月23日まで上方と江戸の美人画と上方の女形(役者絵)を比較展示中

小新地盆踊三 大福屋こう 芳豊画