東海道四谷怪談(2002.7-9)

四谷怪談は文政8年7月26日、江戸の中村座で初演され、大当たりとなった幽霊ものの歌舞伎です。このお岩役を演じた三代目尾上菊五郎は幽霊役者と呼ばれるほどの当り役でした。半年後の文政9年大坂での正月公演は、真冬でも菊五郎のお岩見たさに満員となり、寒さも吹き飛ばす人気の高さでした。

お岩の夫、伊右衛門(右上)を離縁させ、娘と結婚させようとした伊藤喜兵衛に顔が崩れる毒を盛られたお岩は、夫の裏切りに恨みを残して亡くなり、やがて幽霊となって伊藤親子を死に至らしめます。左は伊右衛門が死んだお岩を戸板に張付け川に流そうとしている場面です。

幽霊物だけに上方浮世絵館向かいの法善寺さんへのお参りもお忘れなく

いろは四谷怪談 丸丈斎国広画
 文政9年(1826)1月 角座