歌右衛門 最期の芝居

 三代目中村歌右衛門の弟子四代目中村歌右衛門は、元は江戸の役者でしたが、三代目について上方で修行していました。三代目の亡くなる直前に江戸に下り、13年後の嘉永3年(1850)中の芝居(中座)へ戻ってきました。
 ところがその2年後、嘉永五年(1852)中の芝居(中座)の『四海平清盛』に出演の途中、病気で亡くなります。三代目も天保9年(1838)5月の中の芝居(中座)の舞台を最期に亡くなっており、中の芝居(中座)は2人の歌右衛門の最後の舞台となりました。

四海平清盛(よつのうみたいらのよざかり)
五粽亭 広貞画 嘉永5年(1852)1月 中座
平 宗盛/実川 延三郎1

平 清盛/中村 歌右衛門4
常磐前/中山 南枝2