総稽古
歌舞伎や能の稽古は、各自が一人、もしくは師匠の前で稽古し、初日前日に全体で合わる総稽古で終わる。西洋の劇やオーケストラのような専任の指気者がいないため、共演するお互い同士間で気を通じ、間合いを合わせて演じていた。このため、共演者達の調子やお客の反応に応じて大いに盛り上がるなど、毎回変化していたようである。
浪花道頓堀大歌舞伎舞台総稽古の図 (なにわどうとんぼり大歌舞伎ぶたいそうけいこのず) 寿好堂 よし国画 嘉永5年(1852)1月 道頓堀 片岡 仁左衛門7 中村 歌右衛門3 ほか