江戸での活躍
三代目歌右衛門は、上方だけでなく三度下った江戸での評判も絶大でした。江戸中村座の舞台出演の際には、隣の市村座での三代目坂東三津五郎や五代目松本幸四郎らの芝居は、客が少なく興行を早々に打ち切るほどだったそうです。「上方へは帰したくない」と願われるほど江戸っ子に慕われていました。
この浮世絵は、役者絵を描かせたら江戸随一といわれた初代歌川豊国の作品です。ギョロ目、鷲鼻の特徴が良く描かれています。
ふたつちょうちょくるわにっき 一双蝶々曲輪日記 はなれ駒長吉/中村歌右衛門3 初代歌川豊国画(江戸) 文化11年(1814)6月 江戸中村座